粟飯原栄子 悩める合唱指揮者のための指揮法講座

(終了しました)


著書「悩める合唱指揮者のための手引き」の実践講座として、 指揮者講習会が企画されました。佐倉混声合唱団がモデル合唱を務めます。

指揮法の基本を学ぶ「基礎編」と、モデル受講生が佐倉混声合唱団を指揮して 実践的な指揮法を学ぶ「応用編」の2部構成です。

合唱指揮者のみならず、合唱団員の方々にとっても有意義な講座となるでしょう。

悩める合唱指揮者のための手引き

日時

2018年2月18日(日) 
10時〜12時 基礎編
13時〜16時 応用編

会場

目白教育ホール(東京教育専門学校 目白本館地下)
東京都豊島区目白2−38−4

 (JR山手線「目白駅」より徒歩1分)

講師・モデル

講師:粟飯原栄子(プロフィール)

ピアノ:中村洋子

モデル合唱団:佐倉混声合唱団

募集

モデル受講生5名 一般聴講生

テキスト

粟飯原栄子 著「悩める合唱指揮者のための手引き」
池辺晋一郎 作曲 混声合唱曲集「風の子守歌」 (カワイ出版)
ブルグミュラー 作曲「ブルグミュラー25の練習曲」(各社)

主催・お問い合わせ

主催 パナムジカ

※受講料など詳細は、パナムジカにお問い合わせください。

講師からメッセージ

合唱を指揮して長い年月が過ぎましたが、今も悩み多き日々を送っています。なぜこの曲を選んだのか、なぜここにfと書いてあるのか、どういうテンポで、どんな音色でどう表現するか。なぜここで止めたのか、なぜもう一度、と言うのか‥‥‥息が吸いやすく歌いやすい指揮、分かりやすく共感できる指揮をするには、本当に指揮者自身が納得している必要があります。歌い手の身になり、的確な言葉で要求し、要求したからにはそう見える指揮をする。合理的な指揮法を学びながら、楽譜から音楽を読み取る力を高め、「この音楽をどうしたいのか」を考える。みなさんの悩みを共有し、合唱との真摯な向き合い方を一緒に考える講座になればと願っています。

講座の内容

【基礎編】
「ブルグミュラー25の練習曲」を使い斉藤指揮法の基礎を学びながら、簡単な歌の指揮をしてみます。
【1番(4拍子と2拍子)、3番、4番、19番、22番】
・2拍子、3拍子、4拍子、6拍子の各図形の振り方
・始め方と終わり方、各フレーズの出の合図(予備運動)、フェルマータやリタルダンド、三連符への対応
・テンポや楽想、ディナーミクにふさわしい図形の選択、左手の使い方の基礎 など

【応用編】
池辺晋一郎作曲「六つの子守歌」から4曲を使用し、楽曲の分析と指揮の実践を学びます。
 〇風の子守歌 〇思い出の子守歌 〇おさかなの子守歌 〇眠っちゃいけない子守歌
・すべてのフレーズの出を示す予備運動と休符の振り方
・拍子やテンポ、表現にふさわしい図形の選択と左手の効果的な使い方
・ピアノパートと合唱の融合 など